1日、富士山の山開きが行われた。
昨年は、残雪のため山開き当日午前中の登頂はできなかったが、今年は除雪作業が順調に進み、2年ぶりに山頂でご来光を拝むことができた。(時事通信より)
■山開き・海開き・川開き~レジャーシーズンの幕開け
6月、そろそろ陽射しも夏に近くなり、6月から7月にかけて全国各地で『山開き』『海開き』『川開き』が行われます。
もともとは『山開き』が最初。その昔、名のある山は信仰の対象で普段は登山が禁じられていました。夏の一定期間だけ信仰行事として解禁され、これが『山開き』の起源です。名山を祀る神社では“山開祭”“開山祭”などの行事がとり行われ、富士山では7月7日浅間神社での山開祭、木曽の御岳では7月10日、岩手山は6月15日など。山開きに倣ったのが海開きや川開き。海開きは海水浴の解禁日で、地方によって異なりますが一般的には7月1日あたりが多いようです。
川開きは、もとは川遊びの解禁日で、特に江戸時代から行われている“両国川開き”は有名。両国橋を中心とした隅田川の下流一帯の茶店や食べ物屋、見せ物小屋などは通常夕方までの営業でしたが、旧暦5月28日から8月28日までの納涼期間中は夜半までの営業が許可されました。この頃始まった花火大会は、現在7月下旬の“隅田川花火大会”として復活しています。
(『をだまきの門浄めたり山開き』(堀口星眠)より引用.編集)
富士山では山開き、各地で夏の味覚の漁解禁
7月1日、富士山では山開きが行われ、各地で、夏の味覚の漁が解禁された。富士山の5合目、1日朝はあいにくの曇り空だったが、見事な日の出を望むことができた。
小御岳神社では、午前5時から開山祭が始まり、鳥居に張られたしめ縄が切られたのを合図に、登山客が一斉に頂上を目指した。
一方、北海道・苫小牧漁港では、全国一の水揚げを誇るホッキ貝漁が解禁され、10cmほどのホッキが箱いっぱいに詰められていた。
漁師は「いきがいいよ! 最高!」と話した。
沖縄・宮古島でも、イセエビ漁が解禁され、いきのいいイセエビが次々と水揚げされた。
また、神奈川・平塚市では、赤や黄色の色とりどりの七夕飾りが風になびいている。1日から始まる「七夕まつり」では、2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会で活躍した本田圭佑選手(24)の写真が飾られた装飾もあり、訪れた客を楽しませている。(フジテレビより)